イシュプールさんについて① 【役割】

 こちらの考察はあくまで私個人がこう考えるよ、と言う考えを述べています。  確定情報ではありませんし、間違っていることもあるかと思います。  また、イシュプールさんのネタバレを全開でしておりますので、ネタバレがダメな方はこの記事を読まないように願います。

 さて、白猫の考察、第2弾です。

 やっとイシュプールさんのことを書けますよ。
 これからもっと話がややこしくなりますので……

 お覚悟ください……。(byフローリアちゃん)*( ˇ・ˇ)* 
 

考察

 彼の役割を考察した時の中心のお話はアステカ神話になります。

 ですが、まずは彼の話を書いていきます。
 

思い出のネタバレ 

 イシュプールさんの旅の目的は「贋作の太陽を神の座から引きずり下ろすこと」です。

 実際の言葉を使って書いておりますが、この言い回しはとても重要です。

 イシュプールさんはあの目的のために、今は伝承とされている「落陽を呑む忘我の毒蛇」を探しています

 最初は存在すら怪しいと理解しつつも、自分の目的を達成するために、目に見ることのない伝承に縋る思いで旅をしていたのだと思います。

 それが友情覚醒することによって、「落陽を呑む忘我の毒蛇」が実際に存在することを認識します。

 イシュプールさんは太陽と蛇の民の里の蛇から神となった者でした。

 贋作の太陽は人間を生贄にすることで力を得ていた。

 それに異を唱えたイシュプールさんは贋作の太陽の反感を買い戦いに敗れて太陽と蛇の民の里から追い出されて今に至ります

 

イシュプールさんのルーツ

 私は、贋作の太陽について色々調査をしていくうちに、一人の神様に目を付けました。

 その神様が贋作の太陽ではなかろうかと思っていたその神様を調べていくうちに、その神様は贋作の太陽のルーツではなくて、イシュプールさんのルーツではないのか?と思ったのです。

 その神様は、アステカ神話に出てくるとある神様。

 平和の神様とも呼ばれておりまして、その平和の神様は、人々に人身供犠(じんしんきょうぎ)……解りやすく言いますと人身御供ですね。それをやめさせました。

 人身供犠が大好きな神様の恨みを買い、色んな酷い目にあわされ、空へ舞い上がったとも、虹の彼方に消えていったとも、金星に姿を変えて天に逃れたとも言われ、逃げた先がマヤ文明の方だと言われております。

 どっかで見た話だと思いませんか?(笑)  

 この平和の神様の名前はケツァルコアトル

 古代ナワトル語で「羽毛ある蛇」という意味の蛇神様です。

 そして、マヤ文明での名前はククルカンと言います。

 ここまで酷似しているので、イシュプールさんのルーツはケツアルクァトルで間違いないと思っています。

 つまり彼の役割は、ケツアルクァトルなのだと。
 

白と言う色の意味

 白蛇は関わっていないのですが、ケツアルクァトルに「白」が全く関わってないとも言えない辺り、たぶん考えられているんだろうなぁ……って思っていたのですが、調査を続けていくうちに、ケツァルコアトルは「白」と言う色が関わっていることが解りました。

 ケツァルコアトルは別名で「白の(別の神の名前)」と呼ばれていることが解りました。

 正しいかどうか、ちょっと不明な所もあるのですが、ケツァルコアトル=白と言うものを当てはめて白蛇にしたのは間違いないと思います。
 

役割

 話を戻しまして、この人身御供が好きな神様が贋作の太陽のルーツなのだと考えると、かなりしっくりくると思いませんか?(笑) 

 前の記事でも書きましたが、贋作の太陽の元々神様でルーツの方も神様……しかも中天の神様(全能神)。

 イシュプールさんは元々蛇でルーツも蛇神様。
 落陽を呑む忘我の毒蛇は元々人間で、ルーツも人間。

 さあ、どこまでが偶然で、どこまでが必然ですか、コロプラさん(笑)。

 

脱線した考察

 ここからは私が思いついた考察です。
 突如として私の頭にぽんと浮かんだ想いがありました。

 それはイシュプールさんも太陽神なのでは?、ということです。

 太陽神じゃなくても、「太陽」の位を持つ神様だったのでは?

 それどころか、この三つ巴の神様は全員「太陽」の位を持った者たちなのでは?

 そう思ったのです。

 まあ、根拠もなくこんな考えに至りませんので書きます(笑)。

 根拠の一つはアステカ神話の太陽についての概念です。

 これは結構大きな話になるのでまた簡単に書きますけど、太陽神と言うものは……なんというか「位」のようなものだと思えるのです。
 実際、アステカ神話の最初の太陽神は、ケツァルコアトルと対峙した人身御供が好きな神様なんです。
 その神様を太陽神から降ろして、次の太陽神になったのがケツアルクァトル。

 そしてケツアルクァトルは人身供犠が好きな神様に、その太陽神から引きずり降ろされてしまいます。

 で、また別の神様が太陽神になって……と繰り返すんです。 

 白猫のキャラクターを掘り下げて話をしますと、イシュプールさんの属性って、火と氷であるなら火の方が強いですよね?

 あとイシュプールさんの友情覚醒絵の後光を射している姿。

 彼の襟元は太陽の光のようにも見えます。

 落陽を呑む忘我の毒蛇の「落陽」の意味についてもそうです。
 落陽を呑む忘我の毒蛇は、一度闇に敗れているとイシュプールさんは言っています。

 そして、イシュプールさんがいつも「闇」や「悪」だと言っているのは一人しかいません。それは贋作の太陽です。

 解釈1>

  実際、「贋作の太陽に負けた」=「太陽に落とされた」という解釈から落陽という表現をされているかもしれない。つまり、アシャクァトルと贋作の太陽が戦い、アシャクァトルが負けていると推察できます。

 解釈2>

  贋作の太陽を中天から引きずり落とす役割を持っている人物を指しているとも考えられます。(2016/08/27の時点ではこれが濃厚な気がしています)

 と、ちょっと脱線してしまいましたが、解釈1のまま話を進めます。

 贋作の太陽に負けることは、アシャクァトルもイシュプールさんも同じで、太陽の位から落とされたのではないのでしょうか?

 そもそも、落陽とは沈もうとしている太陽をいうのです。(大辞林より) 

 
 まあ、あくまで私の考察なので、実際の展開は解りません。

 この考察が正史というわけではないので、今後の展開が楽しみで仕方がありません。

 と、まただらだら書いていきましたが、【イシュプールさんの役割】についてのお話はここで締めとさせていただきます。

 

余談。

 実はですね、イシュプールさんの役割のルーツがケツアルクァトルであるなら、「花言葉を伝えて……」でイシュプールさんがコーンポップさんを連れて行っていたことにも説明ができます。

 マヤ神話では、人間の元はトウモロコシですし、アステカ神話ではケツアルクァトルとトウモロコシに関わりがないどころか、ケツァルコアトルが人間のために見つけてきた食物なんですよ。

 意味を知らなかった初プレイの時……正直、余りのシュールなペアにドン引きしていましたけど、こんな意味があったとは……誰が想像つくんでしょうね(笑)。

 本当に、どこまで練られて作っていらっしゃるのでしょうか(笑)。本当に脱帽です。

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